衛生対策
今日は、再び、中津市民花火大会のお話をします。
今年の花火大会(第5回)では、6号の大きさの花火も打ち上げます(たったの一発ではありません。)。
6号というのは、直径にして220メートル、高さも220メートルの大きさの花火です。
実をいうと、昨年まで、つまり、第4回大会までは4号サイズの花火が一番大きいものでした。因みに、4号サイズの花火の大きさは、直径130メートル、高さは160メートルです。
要するに、今年の花火は、昨年までのものと比べると、面積で言えば3倍近い大きさのものになるということです。昨年までは、大きさよりも、まずは数の確保という面へのこだわりが強く、約30分の間に4500発を打ち上げる、まるで機関銃のような連続花火を打ち上げてきましたが、今年は数は減らさずに、約3倍の大きさの花火を打ち上げて、よりド迫力の花火大会を目指そうというわけです。
では、なぜ、これまで6号サイズは打ち上げられなかったのかというと、理由は二つ。一つは、単純に予算的な目途がつけられなかったこと、もう一つは、打ち上げ場所や観覧場所との距離で、保安基準を満たせるかが不明だったことです。
一つ目の問題点、つまり、予算は、今年目途が立ったのというと、全くそうではなく、とにかく赤字にならないようにと、現在、一生懸命、協賛をお願いして回っているところです。因みに、赤字になるとどうなるのかというと、花火師さんや警備会社などに支払いができなくなるので、足りない分を数名の実行委員で割り勘にしなければなりません。中津市民花火大会の場合、もともと花火大会にかかる実費(主に、花火師さんに支払う代金、警備会社の警備料金、ポスターや協賛お礼の広告代金、万一に備えての保険料等)しか予算がありませんから、実行委員はみんな手出しで関わっています(もちろん、何の手当もなければ、日当とか旅費も一切ありません。自分の車や携帯電話を使い、それも全て自腹ですし、自らも、いわば言い出しっぺとして、相応の協賛をしています。)。その理由は単純で、地域の子どもたちに、夏休みの思い出になる花火大会を見せてあげたい、それだけです。ですから、万一赤字になると、もともと手出しで関わっている僅か数名の実行委員で割り勘にしなければならず、花火大会を続けていくこと自体が困難になってきます。
次に、二つ目の問題点、つまり、大きな花火を打ち上げるための安全な距離や場所の確保の点ですが、この点は、今年クリアできることが判明しました。中津市民花火大会の会場は中津市小祝グラウンドですが、打ち上げ場所はそこから海側の埋め立て地です。この埋め立て地が常に背丈を超える雑草で覆われているため、どのくらい海側まで打ち上げ場所を伸ばせるのかがこれまでよくわからない状態でした。しかし、今回は、昨年までよりも少なくとも80メートルは海側に打ち上げ場所を伸ばすことができるということがわかりましたので、6号サイズの花火も打ち上げられることになったのです。なお、もっと海側に打ち上げ場所を持っていければ、より大きな花火も打ち上げられると思いますので、どこまで海側に打ち上げ場所を持っていけるのか、保安距離を確保するために観覧場所も含めて再検討が必要であり、この点は来年以降の課題です。
以上、いずれにしても、保安距離は6号サイズまでは大丈夫なので、予算に関してはいわば見切り発車で、今年は6号まで打ち上げます。
当然ながら、観覧場所である小祝グラウンドでご覧いただければ、花火が降ってくるような迫力を味わっていただけると思います。
是非とも、7月28日午後8時からの花火大会を見に、中津市小祝グラウンドまでお越しください。
また、継続して花火大会を実現するために、協賛のご協力も改めてお願いいたします。
(2017.6.27)