衛生対策
人権侵害である ” い じ め ” はいたる所に存在します。
学校・部活・職場・サークル・
ママ友・集落・老人ホーム......
人が集まるところには、必ず存在するといっても過言ではありません。”いじめをなくす”ことはできなくても、いじめられている人が追い詰められ、取り返しのつかないことになる前に、打つ手はあるはずですし、早期に対応しなくてはなりません。
どうか、一人で悩まずにご相談ください。
家族や知人がいじめられているかもしれない方や、いじめや暴力への対応を悩まれる教育関係者や会社の方もどうぞお早めにご相談ください。
いじめは犯罪です。
暴力、暴行であり、脅迫、恐喝、強要であり、名誉棄損、侮辱です。
いじめや嫌がらせから抜け出す方法は、必ずあります。周囲の人はSOSに気づいてください。そうすれば、さまざまな機関や団体に相談したり、誰かと話したり、誰かの経験を聞いたり、とりあえず一度その環境から抜け出して、弁護士や警察に相談したりできるのです。
今いる環境がすべてではないのです。
いじめにおいて、弁護士ができることは、まず、じっくりとお話を聞くこと、そしてそれぞれの場合に応じて、学校等や相手方との交渉、刑事告訴や、損害賠償請求の訴訟を起こすこととなります。民事訴訟を行う事で、加害者や加害者家族が事の重大さに気付くこともあります。
交渉や、訴訟には、証拠を集めることがとても重要です。DVにも共通することですが、いじめはこっそり行われることも多いのです。加害者が周囲に、いい人だと思われていることさえあります。裁判になっても、相手方や学校等がいじめを認めないどころか、かえってこちらが傷つけられることも多々あります。いじめている側は、自分達がいじめている自覚のない人も多く、からかっただけ、いじっただけ、注意しただけ、そういうキャラクターだから・・、と言います。
ですから、客観的な事実がわかる証拠を集めることが大切です。たとえば、
●殴られたりしたアザや傷を写真に撮る、病院で診断書を取得する。
●いつ、どこで、誰から暴行を受けたかなど詳しくメモを残す。
●会話を録音する。
●録音ができないときは、いつ、どこで、誰と、何を話したか、誰に、
何を言われたか、詳しくメモを残す。
(ただし、すでに学校などの渦中に行くことが困難な状況の場合は、
我慢して通う必要はありません)。
●学校や職場などに報告や要望をするときは、できるだけ書面で行い
跡が残るようにする。
近年子供たちの中で急増しているメールやラインなどSNSでのいじめでは、
●メールを保存したり、メールを写真に撮ったりする。
どうか、一人で悩まずにご相談ください。
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